男性の “尿のちょい漏れ問題” 有効な解決策はあるのか?  

ちょい漏れ ライフ
尿漏れ2

「尿漏れ」は男女ともに、加齢と共に深刻な悩みになってきますが、男性特有の尿漏れ、いわゆる「追っかけ漏れ」。これは年配に限らず、若い方でもほとんどの方が経験しているのではないでしょうか。

もう出し切った・・・。と思ったのに、いざファスナーを上げたとき、数滴「ジワジワ」っと、尿が漏れるあの不快感。 少し量が多いとズボンに外からわかるシミが・・・! 濃い色のジーンズとかなら目立ちませんが、薄い色のスラックスとかチノパンは目立ちます。

慌ててトイレで乾くのを待ったりして・・・。こうゆう経験は若いときからありますが、昭和40年世代、やはり年を追うごとに頻度が高まってきたような気がします。

私の周辺でも、
「デート中で、気づかれないように席に戻るのが大変だった」
「商談前だったので焦った。バックで前を隠して挨拶(笑)!」
「乾くまでトイレにいたので、同行者から不審に思われた」

などなど、出るわ出るわ「悲喜劇」のエピソード!!

そこで男性の「尿のちょい漏れ」について、そのメカニズムや、対策に関して調べてみました。

男性の「尿のちょい漏れ」のメカニズム

尿漏れ3

尿のちょい漏れ、正式名称は「排尿後尿滴下」

あの、尿のちょい漏れ、正式名称を「排尿後尿滴下」というのだそうです。
男性の尿道は15cm~20cmと、女性の4~5㎝に比べると長いので通常では尿漏れは起きにくいです。女性は男性に比べて尿道が短いので、くしゃみや爆笑したとき、驚いたときなどに尿漏れがおこしやすいようです。

男性の場合は圧倒的にこの排尿後尿滴下が多いのですが、これは男性の長い尿道に起因しています。尿は「尿道括約筋」がゆるむことによって膀胱から排出されるわけですが、長く曲がりくねっている尿道は、排出した尿が途中でたまりやすくなってしまいます。

尿道括約筋はいわば水門のようなものです。水門の外に出たけど管に残ってしまった尿が身支度をしている時に出てきてしまう感じですね。ホースで水をまいたとき、使用後にホースをしまおうと巻き取っていると、蛇口は閉まっているけど管に残った水が出てくる感じをイメージしてみるとわかりやすいです。

排尿後尿滴下は若年でもみられますが、自分の体験でも加齢とともに悪化していくイメージがありますが、その原因は何なのでしょうか?

尿のちょい漏れが悪化する原因

尿のちょい漏れが悪化する要因として、次のようなことが考えられます。

  • 加齢による筋力の衰え
  • 前立腺肥大など、加齢による病的要因
  • メタボなどの肥満

加齢による筋力低下は尿道括約筋やぼうこう周辺にも及びます。俗にいう「小便の切れが悪くなった」という状態で、残尿がたまりやすくなります。

加齢とともに前立腺が肥大して尿道を圧迫することによって、尿の流れが悪くなったり、椎間板ヘルニアや腰痛によって、神経の働きが悪くなって、排尿をうまく制御できなくなってしまうことも原因です。

メタボなどの肥満で、脂肪がぼうこうや周りの血管を圧迫して、排尿に障害を起こします。

それでは尿のちょい漏れを防ぐにはどのような対策をとればよいのでしょうか?

「尿のちょい漏れ対策」何に気を付ければいいの?

便座

即効性のある 尿のちょい漏れ対策

男性の尿のちょい漏れ対策には次のような方法があります

  • 小用のときも便座に座って用を足す
  • 用を足した後に陰嚢(睾丸の袋)の裏側の付け根部分を手で押して残尿を排出する

私もそうなのですが、ちょい漏れが起こるときって、必ず立って小用したときなんですよね。洋式便器に座って用を足すと、尿道が下を向くのと衣類がじゃまをしないので、尿をすべて出し切ることができます。

ただこれは自宅だとよいのですが、外出時の場合いちいち個室に入るのは面倒だし、公共のトイレでは急な「大」の用事でもない限り、あまり便座に座りたくないですよね。

そのようなときにオススメなのが陰嚢の裏の付け根を押すという方法です。 

これ、効果ありますよ!!

実践してみたら効果てきめんでした。なぜこの方法を今まで知らなかったのだろう!! てか、知らない人多いんじゃないかな。もっと啓蒙が必要ですね。

長期的な 尿のちょい漏れ対策

長期的な対策としては肥満を防ぐための食生活の改善や、適度な運動が重要です。食生活に気を付けて減量して体脂肪を減らせば、内臓脂肪がぼうこうを圧迫することもなくなりますし、運動で筋力がアップすれば尿道括約筋の締まりもよくなり血流も改善されて、ちょい漏れがおこりにくくなります。

尿漏れに効く体操というと骨盤庭筋とレーニングが有名ですね

女性向けの体操というイメージがありますが、男性の尿漏れにも有効です
骨盤庭筋体操はコチラ
https://www.kao.co.jp/laurier/sarapure/exercise/

広島大学共同開!骨盤底筋振動エクササイズ【骨盤底筋エクササイズクッション キュットブル】

ただし、前立腺肥大などの病気が絡んでいる場合は体操とかでは効果がありません。その元となる病的な要因を除去するためには病院で相談したほうがよいでしょう。

いざというとき慌てない、尿漏れパッド、軽失禁用パンツ

このような対策をとっても、加齢とともに尿漏れが悪化してしまうことはあります。頻繫にちょい漏れしてしまう方や、ここぞという大事な場面では、「尿漏れパッド」や「軽失禁用パンツ」を使用するのがオススメです。

現在では男性用のちょい漏れ対策パッドなども市販されていますし、CMを見かけることも多くなってきたので、徐々に抵抗感も薄れてきているのではないでしょうか?

軽失禁用パンツも、介護用のようなオムツ的なものではなく、デザインや薄さ、装着感も通常のパンツと変わらないものも増えてきたので、尿漏れを気にする人にとってハードルが低くなってきました。 

日本製防水布 男性用 軽失禁パンツ 尿もれパンツ ちょい漏れ メンズ 前開き ボクサーパンツ 送料無料 抗菌 消臭 2枚セット

常用しないといけない方ではなくても、いざというとき慌てないためにも尿漏れパッドや軽失禁用パンツを少しでも準備しておくと安心ですよね。


ライフリー さわやかうす型パッド 少量用 男性用 20CC 26枚 *ユニチャーム 介護 失禁用品 失禁パッド 吸水パッド 尿もれパッド 尿漏れパッド ナプキン

まとめ

  • 小用後の男性の尿のちょい漏れ(排尿後尿滴下)は男性の長い尿道内に残った尿が後から漏れ出してくることによって起きる。原因は老化や病的なものがある
  • 対策としては座って用を足して尿を出やすくしたり、陰嚢の裏を押しあげるようにして尿を排出する。日頃の予防策としては骨盤底筋体操がよい
  • いざというときのために軽失禁用グッズを持っているとよい

気を付けていても、年を重ねればどうしても身体のあちこちに老化現象が現れます。そのことによって不快な現象が続くとメンタル面でも落ち込んでしまったりして、外出しなくなったり・・と、色々な弊害が現れてきます。

尿漏れは身体つくりや対症法の実践、そして対策グッズの使用などを組み合わせて対処することが重要です。不快な状態のままにしないで、できることから実践してみることをオススメします。

ネイティブ