桃屋といえば、「ごはんですよ」を筆頭に、海苔の佃煮シリーズや塩辛など、ごはんのお供の瓶詰シリーズが、長らく日本の家庭の常備食品となっていて、日本人にはなじみの深い企業です。
瓶詰シリーズは、終戦間もない、昭和25年(1950)発売の 海苔の佃煮、「江戸むらさき」が原点となります。
「江戸むらさき」の記事はこちら

こちらの記事でも触れていますが、桃屋は、戦前は漬物とか果物の缶詰の製造販売や卸売りを生業としていました。
そのため、「桃」をトレードマークにした経緯があるようです。
それでは、最も古くから扱っている商品が「江戸むらさき」かというと、そうではありません。
かっちゃん実は創業以来のロングセラーがあるんです。
それが、「鯛みそ」です。
「鯛みそ」は創業時から販売していた、超ロングセラー
桃屋の創業は大正9年(1920)です。その頃は前述のように様々な食品を扱っていましたが、創業時から、「保存性の高いご飯のお供」を扱っていたようです。具体的には
・でんぶ 類
・佃煮
・味噌加工品
などです。そしてこの味噌加工品の中に、「鯛みそ」がありました。つまり、「鯛みそ」は桃屋の最古にして、創業以来の超ロングセラー商品なんですね。



実は桃屋の「鯛みそ」って、一度も購入したことがありませんでした。
「鯛みそ」というもの自体は、桃屋のものではないものを食べたことは何度かあります。私のイメージだと、子供の頃、修学旅行などで、お土産で「鯛みそ」を買ってきて、最初のうちはご飯にのせたりして、食べているけれど、そのうち箸が伸びなくなって、冷蔵庫にいつまでも残ってる・・・。みたいなイメージがあります。
あらためて、桃屋の「鯛みそ」食べてみようと思って、近所のスーパーに買いに行きました。「鯛みそ」は、ほとんどのスーパーで扱いがあるようです。近所の小規模なスーパーにも置いてありました。



けっこう需要のある商品なんだとあらためて感じました。
桃屋でも歴史のある古い商品の中には、先述の「江戸むらさき」や「江戸むらさき 特級」など、大規模なスーパー以外では、見かけなくなったものがあります。「かつを 塩辛」などは、オンラインShopでないと購入できない状況です


それに比べると「鯛みそ」はまだ多くの家庭に支持されているようです。



でも、桃屋の「鯛みそ」のCMって見た記憶がありません・・・。
桃屋のCMというと、「ごはんですよ」が一番印象深いですが、大体、「海苔の佃煮」シリーズか、「メンマ」などが多い印象ですが・・
YouTubeを検索したら、「鯛みそ」のCMがありました。昭和41年(1966)のようです。全く記憶がありませんが、CMも放映してたんですね。
瓶詰ラインナップの中で、なぜ「鯛みそ」は缶詰なのか?
そして「桃屋」といえば、瓶詰のラインナップですが、「鯛みそ」だけは、「缶詰」なのが異質ですよね。




桃屋の公式オンラインの説明によると、
創業(1920年)以来のロングセラー商品。
上品な甘みの白甘みそとコクのある白辛口みその2種類の米みそをブレンドし、いとより鯛そぼろと砂糖を加えた甘口の調味みそに仕上げました。
ごはん、おにぎり、焼おにぎりはもちろんのこと、ふろふき大根、みそ田楽、煮物等のお料理にもお使いいただけます。塩分を5%に抑えておりますので、お子様やご病気の方の副食物としても、安心してお召し上がりになれます。
容器は内容物を光から守る為、壜詰ではなく、缶入りにしております。内容物の性質上、賞味期間内でも色が濃くなる場合が有りますが、品質上問題は有りません。
と説明されています。
缶詰売りは、創業以来だそうです。



「白みそ」は光で変色しやすく、ガラス瓶だと変色してしまうそうです。缶のほうが、圧倒的に品質保持に優れていたんですね。



軍需品や非常食としても需要が高く、「缶詰め」は便利だったという理由もあるらしい・・
また、味噌は加熱殺菌との相性も良く、缶詰が最適だったようです。
創業当時の賞品の画像は探せなかったのですが、おそらく最初は1色刷りで、文字のみだったのだと思います。
昭和中期になると、基本は現在と変わらないデザインになっていたようです。前述のYouTubeを見ても、基本的には今と変わらないですね。
今と違うのは、現在は直接缶に色がプリントされていますが、かつては、印刷した紙を缶に巻いているところと、プルトップタイプではなく、缶切りで開けるタイプである点です。
鯛は「いとより鯛」で甘さは強め
早速、試食してみました。まあ、想像したとおりの味。「甘い」みそです。味噌おでんのこんにゃくにかけられてる「みそだれ」の味です。甘いので、小さい子供から、年配の方まで、だれでも好きなあの味です。
で、肝心の「鯛」は・・・?
原材料を見ると、「米みそ」「砂糖」「いとより鯛そぼろ」・・・ とあります。



「イトヨリダイ」は厳密には「鯛」ではありませんが、上品な白身の美味しい魚です。






食べてみると、あまり「そぼろ」感は感じません。なめらかな「甘みそ」にわずかにザラっとするものが、「鯛そぼろ」なのかなという感じです。



正直、これなら、「鯛」は要らないのかな、甘いみそ だけでいいのでは? と、思いましたが、後味に旨味を感じるので、これはやはり、「鯛そぼろ」が入っているからなのかとも感じます。
缶には、焼きおにぎり、お弁当、みそ田楽、ふろふき大根、焼きなす、煮物に・・とおすすめが書いてあります。



それは間違いない味だね!



暖かいご飯にのせて食べました。 間違いない味ですが、自分には少し甘すぎる感じがしました。
「焼きおにぎり」も私はもう少し「みそ」の塩味が強い方が好みです。この「鯛みそ」は、「みたらし団子のたれ」と言ったら強すぎますが、どちらかというと、ご飯のお供よりも、和菓子に近い印象です。



そこで、焼いた餅につけて食べてみました。
結果、大正解でした! 自分はご飯より、断然「餅」ですね。「みたらし団子」感があってとてもおいしいです。
鯛の旨味も感じられるし、おすすめです。



「間違いない」味なので、色々な食材とあわせて楽しめそうですね。
缶詰のロングセラーは他にもあった!
桃屋のオンラインShopを見ていて、缶詰商品がもう一つあるのを知りました。
「あまだきでんぶ」です。
そして、これも創業以来の最古参ロングセラーだそうです
桃屋の公式オンラインの説明
創業(1920年)以来のロングセラー商品。日本の伝統食品“でんぶ”を、いつでも手軽に召し上がっていただけるよう缶詰にしました。
丁寧にほぐしたすけとうだらに砂糖と醤油を加えて、やわらかな甘さのでんぶに煮上げました。市販の桜でんぶとは違い、着色料を使用せずに自然な飴色にしあげました。
ごはんのお供に、又、ちらし寿司や巻き寿司の具としてもお使いいただけます。
塩分を約4%に抑えておりますので、お子様やご病気の方の副食物としても、安心してお召し上がりになれます。





これは全く知りませんでした。スパーで売っているのも見た記憶がありませんが、売っていたのかな??
説明を読んでいて食べたくなってきました。今度大きなスーパーで確認してみようと思います。
オンラインでしか買えないと、送料もかかるので。。
どなたか、「あまだきでんぶ」を食べたことがある方がいましたら、感想などお知らせいただけたらと思います。



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