桃屋の瓶詰め商品は昔から日本人の食卓のお供として広く普及しています。桃屋の商品は定番が多く、商品の入れ替えが少ないのが特徴です。ベストセラー商品が多い中で、最近はスーパー等の店頭であまり見かけなくなった商品も何点かあります。桃屋の瓶詰商品の原点でもある「江戸むらさき」とか、「江戸むらさき特級」などは、かつてどこのスパー、あるいは個人商店にも置いてあるものでしたが、最近は後発の「ごはんですよ」の人気が圧倒的になり、置いていないところが増えてきました。そんな中で、特に最近見かけなくて、終売したのかと気になっていた商品が、今回紹介する「かつを塩辛」です。
桃屋の瓶詰シリーズの中では古参ですが、現在、最もマイナーな商品ではないでしょうか。
店頭ではまず見かけない、「かつを塩辛」とは⁈
数ある桃屋の瓶詰めで一番歴史が古いのは、海苔の佃煮「江戸むらさき」です。
かっちゃん昭和25年に誕生してから、昭和48年発売の「ごはんですよ」にその座を奪われるまでは、桃屋のフラッグシップは「江戸むらさき」でした。
そして、2番目に古いのが以前にこのブログでも紹介した桃屋の「いか塩辛」(昭和27年発売)です。 その後発品として発売された商品がこの「かつを塩辛」です。 発売年を見つけることができませんでしたが、この商品も桃屋のラインナップとしてはかなり古い部類で、昭和40年代初頭には存在していたと思います。
桃屋の瓶詰の原点、「江戸むらさき」の記事はこちら↓


昔ながらの塩辛さ!! 桃屋の「いか塩辛」の記事はこちら↓


「かつを塩辛」はかつては桃屋の商品の種類が少なかったので、「いか塩辛」と共にスーパーにも普通に並んでいましたが、最近その姿をほとんど見かけることがなくなりました。販売は続けられているようで、Amazonでも普通に注文が可能です。(2026/3月現在)
しかし、Amazonなどの通販サイトは何本かセットになてしまうので、1本で買おうとすると桃屋オンラインショップで注文するしかなさそうです。その場合は、「かつを塩辛」ひと瓶、308円のために送料が560円かかってしまうので、他に欲しいものがあれば一緒に注文することになるのですが、他の商品はスーパーに置いてあったりするので、何も送料払ってまで・・・。と思い躊躇してしまいます。



そんな状況なので、欲しくても結構入手困難な代物になってるんですね。。
それではなぜ、「かつを塩辛」がスーパーに置いてないか? というと、おそらく、というか当然、数が出ない・・つまり売れないからだと思います。
その理由としては、
1.「いか塩辛」に比べて「かつを塩辛」はクセが強く、好き嫌いがはっきり分かれるので、そもそも需要が低いことがあげられると思います。いかの塩辛はいかの身を使っているため、食感も想像通りだし、魚介がダメな人以外はまあ普通に食べることができます。
これに対し、かつをの塩辛は普段ならあまり食べない、かつおの胃や腸などの内臓を塩蔵したものなので、生臭さや苦みがあって、万人に受ける味ではありません。



そういうクセが好きな人にとっては大好物になり得ますが、少数派になってしまいます。
2. 以前、桃屋の「いか塩辛」の中でも触れましたが、桃屋の塩辛は今のような冷蔵技術や運送方法が確立されていない時代の昔ながらの方法で作られているため、防腐のための塩の使用量多く、現在の健康志向や、新鮮で生に近い味を直送、みたいなものを求める消費者の嗜好には合っていないからだと思われます。



たしかにあれは塩っぱすぎた・・・
それではなぜ、今も販売しているのかというと、以前、TVで桃屋を紹介する番組で知ったのですが、桃屋は他社に比べ新商品の発売数が格段に少なく、一度出すと定番化して長く売り続けるというポリシーがあるようで、少数でも、「昔ながらのこれじゃなきゃ・・」みたいな消費者が一定数いる限りは販売をつづけ、味を変えないようです。



味を変えるときは、新商品として別物を発売するみたいです。
桃屋「かつを塩辛」を数十年ぶりに買ってみた!!
記事を書いていたら、無性に食べてみたくなり、オンラインショップで買ってみることにしました。 送料はもったいないけど、Amazonは12個セット・・・ 多分一生分としてもまだ余る量です。 オンラインショップでは、他にも最近店頭で見なくなっている「江戸むらさき」「江戸むらさき特級」も購入。
以前に桃屋の「かつを塩辛」を食べたのはいつだっただろう・・・。 多分まだ子供の時だったと思います。小学生くらいかな。当時から子供のくせに、塩辛とか珍味好きだったので、我が家には「いか塩辛」は常備されていたのですが、「かつを塩辛」は、しょっぱくて持て余してしまったような記憶があります。 その後、「酒盗」と称される かつおの塩辛は何度も食べているし大好物ですが、桃屋の「かつを塩辛」を食べるのは実に40年以上ぶりになります。
購入した「かつを塩辛」がこちらです。






到着した商品の成分表示を見ると100gあたり食塩相当量24g!! つまり塩分濃度24%です。あの激しく塩辛い、桃屋の「いか塩辛」でさえ、塩分17%です。塩分17%というと濃口醤油より高い塩分濃度ですが、それをはるかに上回る24%! これってもう塩そのものですよね。



食べすぎ注意の表示もありますね。
蓋を開けて匂いを嗅ぐと、まあ想像した通りのかつおの酒盗の香り。嫌いな人は「おえっ」となるんでしょうが、私にはよい香りです。
次に箸の先に少しすくってみて、なめてみます。



「うえぇ~ これはしょっぱい~」
塩分24%ですからねぇ、激しく、塩辛いです。白いご飯のお供に、、と思ってごはんに乗せてみましたが、箸の先にちょっととった分量で、2口、3口分ご飯をかきこまないとダメな塩味ですね。。



さすがにこれ食べ続けたら成人病まっしぐら~
魚の内臓ということで、「防腐」のためには「いか」以上の塩が必要なのでしょう。「酒盗」といわれるくらいだから、酒好きの人には、、特に塩だけ舐めて日本酒飲むような人にはいい肴なのでしょうか?? あいにく私は塩辛は大好物なのですが、下戸なので、白いごはんのお供となるのですが。。 しかしちょっとしょっぱ過ぎますね。
ちなみに桃屋はかなり最近になってから、別の商品として「酒盗」というのを発売しています。 こちらは、熟成後に減塩処理をしているそうで、「かつを塩辛」よりも、甘口です(とは言っても塩分16.5%なのでかなり塩辛いです)私はこの「酒盗」の方は大好きで何回か購入して、ごはんのお供として楽しんでします。「酒盗」もスーパーにいつもある。。というものではないのですが、大きいスーパーなどにはおいてあったりするので「かつを塩辛」よりは購入しやすいです。


白いごはんのお供としても、この「酒盗」で充分な塩分なので、こちらの方が美味しく感じます。「かつを塩辛」はやはり塩分がきつすぎて持て余してしまいます。
桃屋が最近になって「酒盗」を別で発売したということは、消費者の意見や趣向は重々承知しているのでしょう。



それでも細々と「かつを塩辛」を販売しているということは、やはり根強いファンがいるからなんでしょうね。
持て余してしまった「かつを塩辛」ですが、旨味はあるのでアンチョビのように調味料として使えるのではと思って、ペペロンチーノを作るときに、ちょっと混ぜてみたのですが、私の料理の腕が悪いせいか、生臭さが引き立ってしまい、残念な結果になってしまいました。



料理が好きな人だったらこれを使って何か美味しいものを作れそうだなぁ。
もし、上手な活用法などありましたら、ご教示いただければと思います。
購入したのは1瓶だけですが、この先なかなか減りそうもないので・・



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