子供の頃から、白いごはんのお供として大好きだったのが、「いかの塩辛」です。塩辛さえあれば満足。という子供だったので、「この子は将来飲んべえになるな」なんて、言われていましたが、大人になったら結局、お酒には全く弱く、飲めない体質でした。
最近は冷蔵品や冷凍技術の発達もあり、鮮度のよい魚介が短時間で食卓に届きます。いかの塩辛も昔に比べると塩分が低く、甘味があるまろやかなものが主流になりました。でも、時々食べたくなるんですよね。昔の文字通り「塩辛い」塩辛が・・・。
超塩辛い!! 昔ながらの塩辛
冷蔵庫が一般家庭に普及する以前は、流通過程においても、輸送や保管の冷凍・冷蔵技術が充実していなかったため、食物の保存には大量の塩や砂糖を使用して日持ちさせるのが一般的でした。
その為昔の保存食は総じてかなり塩分が高めでした。
かっちゃん「お節料理」の昭和30年代のレシピでを見ると、分量を間違えてる? と思うくらい、殺人的な、塩と砂糖の量なんですよね。。



そんなの食べてたら、病気になるぞ。。



コンビニも無く、商店は全て閉まっていて、冷蔵庫もないとなると、塩や砂糖をきつくするしか、日持ちさせる手段はありませんでした。
現在は健康面への配慮からマイルドな味が好まれます。保存食の代表選手である「梅干し」でさえ、最近は「減塩」「マイルド」等の味付けが主流になってきました。梅干しは、からからに乾いても何十年も日持ちして食べられる保存食ですが、最近の製品は「要冷蔵」と表示されているものも多いですね。



ビンテージの「梅干し」には50年前とか100年前なんていうのもあります。
「塩鮭」も昔は焼くと白い塩が粉をふいたようになって、一口で白いご飯がいくらでも食べられるくらい塩っぱかったものです。 特に雪国は冬期に保存食を食べていたためこの傾向が顕著でした。



日本人の死因の多くが「脳卒中」だったのがうなずる。
そして現代、昔のままの「塩辛さ」を残している食べ物があります。
桃屋の いか塩辛 です。
「桃屋のいか塩辛」は1952年(昭和27年)発売で桃屋のレパートリーでは「江戸むらさき」に次ぐ古株です。


桃屋には他に「かつおの塩辛」もありますが、やはり「いか」の方がポピュラーですよね。ちなみに「かつお」の方も 激列に!! しょっぱいです。 桃屋では「かつを」という表記ですね。
塩分Max!! 桃屋の「かつを塩辛」の記事はこちら




オススメ!! 桃屋のいか塩辛はゆで卵と相性抜群です
冷蔵やチルドなどの技術が進んだ現代では、塩辛も甘めの味付けだったり、より生に近いソフトな食感のものが多くなっていますが、桃屋の塩辛はまさに「塩漬け」って感じです。お箸にひとはさみで、白飯お茶碗一杯かる~くいけてしまいます。
確かに自家製の塩辛のような、塩分控えめで刺身に近い食感の塩辛も美味しいんですが、私はこの昔ながらの塩辛、大好きなんです。塩辛い中にも独特な旨味があって・・。
私が特にお勧めなのがゆで卵に塩を振る代わりに、桃屋の塩辛を載せて食べる・・。 これが、実に旨いんです。



塩気が卵の黄身の甘さやまろやかさを引き立ててとても美味しい。北海道で茹でたジャガイモに塩辛を載せて食べる、あの感じに似ています。
そしてこの食べ方は塩気の強い、桃屋の塩辛じゃないと美味しくないんです。なので塩辛好きの私は普通に「ごはん」と食べる甘目の塩辛と調味料的に使う桃屋の塩辛の2種類を常備しています。 桃屋の塩辛はある種の調味料的な位置づけなんです。アンチョビのような・・。
桃屋の塩辛は塩分に関する注意も明記されています
一時期、塩辛の瓶にもアンチョビのような使い方ができる的なことが書いてあった時期もありました。今でも瓶には高塩分の警告が書いてあります。
ネットにも「桃屋の塩辛 塩辛い・・」などの書き込みがあったりしますが、現代の若い人が初めて食べて「なんじゃこりゃ! 塩辛くて食えねーじゃねーか」なんて、クレームもあったりするんでしょうね。 でも桃屋はは、その商品を支持する人が一定数いるならば、味は絶対に変えない、変えるときには新たな商品として売り出す。というポリシーなんだそうです。だから現代でも、あの塩辛さなんですね。
瓶の注意書きをみると・・


本品を初めて召し上がるお客様へ と題して、塩気が多いぞ! そのまま食べるんじゃなくてお茶漬けにしてくださいよ! と、啓蒙しつつ最後に「塩分は17%」と大きいロゴで、さらには「濃口醤油の1.2倍です」の表記。
甘い塩辛しかし知らない現代の消費者には衝撃なんでしょうね。 そうとうクレームも来ることと推察できます。
でも、食べ方次第でとても美味しい食品だと思うんですよね。こうして長年販売されているということは私のような根強いファンが大勢いるからに違いありません。
アツアツの白飯にちょっと「桃屋の塩辛」をのっけて掻っ込むのは、本当に美味しい。 食べすぎは危険ですけどね。





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